生産者:トヨタファーム 鋤柄 雄一
愛知県豊田市で、私は昭和40年に創業した養豚場を受け継ぐ2代目の養豚農家です。
自動車産業で有名な豊田市で、おいしい豚肉づくりに励んでいます。

創業から現在まで
昭和40年、父が1頭の母豚でスタートした堤畜産が、トヨタファームの始まりです。
その後、デンマーク式豚舎の新設や3階建豚舎の導入など、徐々に規模を拡大し、平成25年に父から経営を引き継ぎました。
環境への配慮
私たちの農場では、環境への配慮を大切にしています。
コンポスト発酵した良質なたい肥を近隣農地に無料で還元し、土壌の活性化に貢献しています。また、尿は浄化槽で適切に処理し、環境基準を満たしています。
消臭対策にも力を入れており、オゾン発生装置でアンモニアを分解し、メンソールの香りで中和するなど、複合的な対策を行っています。
安心・安全へのこだわり
「皆様の食卓に"安心・安全"をお届けしたい。」という思いから、豚一頭一頭に愛情を注ぎこみ、おいしい豚肉づくりを心がけています。
飼料にも工夫をこらし、豚のお腹の調子を整えるような対策をしています。
日本の食料供給の根幹を支える生産者として、国産農産物の品質に責任を持つ必要があると考えています。
高品質な国産農産物を安定供給することに責任を持ち、大切な自然環境を守りながら"おいしさ"を育てることを使命としています。
トヨタファームの豚肉には、「三州豚」と「とよたひまわりポーク」の2つのブランドがあります。
子豚期から飼料には抗生物質を一切使用せず、三州豚は、麦中心(約70%)の飼料で健康に育てています。
とよたひまわりポークは、地元豊田市の特産品であるひまわりの種を飼料に配合して育てた豚肉です。
ひまわりの種に含まれるビタミンEやオレイン酸により柔らかくジューシーな肉質と、ほのかな甘みが特徴の豚肉に仕上がっています。
地域との共生
平成27年には直売所を新設し、地域の皆様に直接私たちの豚肉を提供する機会を設けました。
また、廃棄になる食品を飼料として受け取ることで、食品ロス削減にも貢献しています。
地域に根ざした養豚場として、これからも環境に配慮しながら、安心・安全でおいしい豚肉を提供し続けていきたいと考えています。
【トヨタファーム】
▼生産している主な農産物
豚肉
▼所在地
愛知県豊田市堤本町落田12-1